【ハムスター・ウサギ】元ショップ店員が教える飼いやすい・飼いにくい小動物ランキングトップ5【デグー・チンチラ】
小動物はいいぞ。
外国人ヒールプロレスラーのような見た目の筆者ですが、何を隠そう小動物が大好きです。
手元に小さな命が一生懸命に生きる姿を見るのは最高の癒しだと思いますね。
何かとお疲れの現代人にもぜひ小動物の癒しを体験して欲しいということで、どの小動物が一番飼いやすいのかランキング形式でご紹介しようと思います!
熱帯魚屋勤めですが、例によって小動物も居まして、正直「こいつ管理めちゃくちゃ面倒くさい!!!!」というのも居たわけです。
せっかくなので、逆に飼い難いランキングも発表していこうと思います。
飼いやすい小動物ランキングトップ5
というわけでさっそく紹介していきましょう。
かなり僕の好き嫌いも入っているので悪しからず。
第5位:まぬけな顔と泣き声が最高!『デグー』
デグーさんは見た目が完全に大きいねずみですが、普通のねずみよりも頭がいいので人間に攻撃性を見せることもなく、非常に管理しやすいです。
なんともいえない泣き声のとりこになってしまう人も多いですね。
なつきやすさ・・・☆☆☆☆
犬やネコほどではありませんが、デグーは人間になついてくれる生き物です。
元々群れで暮らす生き物なので、飼い主を群れの一員と認識してくれればベタ慣れしてくれます。
なでると愛らしい泣き声で気持ちよさそうにしてくれることもあります。
ただし慣らすのには少々コツが必要で、無理にちょっかいかけると一生敵だと思われてしまうこともあるので忍耐力が必要です。
飼育環境・・・☆☆☆☆
気温は人間と同じ20~25度が適温なので、特別な保温などは必要ありません。
湿度も同様に屋内環境であれば特殊な器具を必要としません。
あまりに寒いと冬眠状態になってしまうので冬場の暖房は必要になりますが、他の小動物に比べて難しいということは無いでしょう。
掃除・・・☆☆☆☆
デグーは床材が必要ないので、見た目を気にしなければ飼育ケージの床に新聞紙を敷き、汚れたらそれを丸ごと交換すればOKです。
トイレを覚えないとされていますが、自分の行動範囲外の特定の場所でするのでそこまで激しく汚すこともありません。
ただ飼育ケージが大きめになるので、大きいゲージを掃除しなければならないという手間はあるかもしれません
臭い・・・☆
デグー唯一の大きなデメリットが臭いです。
体が大きいので排泄物も多く、生野菜を与えるとすっぱい臭いもしてしまいます。
特におしっこの臭いがキツイので、狭い部屋にゲージを置く場合は消臭力の強いペットシーツを敷くなどの対策が必要です。
デグーは人間に攻撃しない分掃除がしやすいので、こまめにゲージを掃除してあげれば臭いを抑えることができます。
ゲージサイズ・・・☆☆
デグーは高いところが好きです。
このため、高さのあるゲージが必要になるので、ゲージのサイズは必然的に大きくなってしまいます。
推奨するゲージのサイズは、生涯飼育を考えるとおおよそ幅60cm×高さ70cm程度で、他の小動物に比べると大きめ。
その分値段も高くなりますが、狭いゲージは活発に動くデグーのストレスになると共に掃除が大変になってしまうので十分な広さのものを選びましょう。
価格・・・☆☆☆
デグー一匹の価格は最近下がり気味で、5,000~15,000円程度で取引されています。
これはデグーにも毛色や毛並みで様々な種類が居て、希少価値が高かったり鑑賞的な価値の高いデグーはお値段が高めになっています。
飼育コスト・・・☆☆☆
ゲージ代とデグー自体がすこし高めなので初期投資こそかかるものの、餌代など普段かかるお金はそう高くはありません。
チモシーや配合飼料中心に、生野菜をたまに与える程度なら月1000~2000円程度でしょうか。
第4位:マスコットとしてもおなじみ『ウサギ』
学校で飼っている生き物としても一般的なうさぎ。
触れ合ったことのある方も多いかもしれませんね。
バリエーションに跳んだ種類で、飼育も簡単なので人気の小動物です。
なつきやすさ・・・☆☆
悲しい現実ですが、うさぎは人間になつきません。
うさぎは身を守るために集団で暮らすこともありますが、基本的に共生はしません。
人間に対しても同じで、仲間だという意識はあまりなく、あくまで「敵ではない」という認識なのではないかなと思います。
ただ餌を貰えると思えば寄ってきますし、なでられれば暖かいので安心してくれます。
スキンシップも可能ですが、そういう一線ひいた関係性だということは理解しておきましょう。
飼育環境・・・☆☆☆☆
ウサギは人間とあまり変わらない環境で生きていける丈夫な生き物です。
特に雪山でも生活できる生き物なので寒さには強く、室内では加温もあまり必要ありません。
むしろ温度変化がないと毛の生え変わりがうまくいかないこともあります。
長毛種なら10度程度でも平気にしていますが、自然界でも常に寒い場所に居るわけではないので暖かい寝床かペット用ヒーターを用意してあげると体調を整えやすくなります。
唯一苦手なのが「暑さ」で、27度を超えると呼吸が荒くぐったりすることもあるので、夏場は注意して様子を見てあげましょう。
ウサギなどの哺乳類には扇風機がほとんど無意味なので、気温の高い地域ではクーラーの用意が必要です。
掃除・・・☆☆☆☆
うさぎのゲージの掃除は小動物の中では比較的簡単です。
トイレも覚えるので床材を頻繁に変える必要もないですし、日々の管理はトイレの掃除と水換えぐらいです。
ゲージも人間が手を入れやすい大きさなので、掃除のしやすさは小動物トップクラスですね。
臭い・・・☆☆☆
ウサギは臭いというイメージを持っている方も多いですが、適切な環境で飼育すればそんなことはありません。
実際にはウサギのおしっこはかなり臭います。
ただウサギはトイレを覚えるので、トイレにしてくれればトイレ砂の消臭効果もあるのでそう臭うことはありません。
もちろんトイレの掃除を怠ったり、床材を交換しなければ臭いが大変なことになるので定期的なお掃除はお忘れなく。
ゲージサイズ・・・☆
ウサギはテリトリーを重視する生き物なので、普段生活するゲージのサイズもある程度大きくする必要があります。
最低でも90cm幅、可能ならそれ以上も用意してあげる必要があります。
飼育ケースが狭いと極端に運動量が減り、様々な病気を誘発することもあります。
なのでたまに部屋に放してあげて運動させる習慣をつけてあげましょう。
価格・・・☆☆☆
ウサギの価格も種類によって様々で、3,000~120,000円ほど。
ミニウサギといわれる種類は安く、ネザーランドドワーフやロップイヤーといった品種は高くなります。
なかでもカラーがかわいい個体は高く取引されます。
幼いウサギは高く、大人になるにつれて安くなっていきますが、大人の方が病気のリスクは少なくなります。
飼育コスト・・・☆☆
ゲージとウサギ代もそこそこかかりますが、餌代も思っているよりかかります。
ウサギは起きている間常に何かを食べ続けます。
なので餌は絶えず入れておく必要がありますし、食事量もかなり多くなります。
だいたい月3,000円以上は必要になります。
そこにペットシーツやトイレ砂代も考えると、月4,000~5,000円は見ておいたほうがよいでしょう。
第3位:なぜ人気がないか理解できない!『モルモット』
個人的に一番おすすめなのがモルモットです。
丈夫で病気知らず、スキンシップも取れる上に顔がかわいいです。
勤めているショップではなぜかあまり売れなかったんですが、なぜでしょう?
なつきやすさ・・・☆☆☆☆
モルモット は警戒心が薄く、集団行動する生き物なので非常に人間になつきやすいです。
自然界では大きなデメリットですが、知能も高いですし、犬やネコが飼えない方にもおすすめです。
お腹がすくと鳴いて人間を呼びますし、人間の特徴を見て餌を良くくれる人にアピールします。
我が家のモルモットも手を出すと自分から乗ってくるほど人間好きです。
もちろんかまいすぎると疲れてしまうので注意しましょう。
飼育環境・・・☆☆☆☆
モルモット は寒さに強く、暑さに弱い生き物です。
30度ぐらいまでは普通に過ごしていますが、毛の長いロングコートタイプであれば特に暑さに弱いです。
逆に寒さに関してはペット用毛布などがあれば15度ぐらいまでは問題ありませんが、毛の短いスキニー種などは寒さに弱いので注意してあげましょう。
大人のモルモットであれば人間が不快に思わない気温であれば問題ないので、外出中などに冷暖房に気を使ってあげるようにしましょう。
掃除・・・☆☆
モルモットは基本的にトイレを覚えないので、ゲージ内がよく汚れます。
床材が必要ないので掃除自体はそこまで面倒ではありませんが、毛にフンがついてしまうのでこまめな清掃が必要です。
我が家ではペットシーツを敷き、小さいチリトリで掃除しています。
臭い・・・☆☆
モルモット自体はほとんどにおいがしませんがおしっこが結構臭いますね。ウサギと同じぐらいでしょうか。
ただしトイレを覚えない分ウサギよりも臭いを強く感じます。
消臭効果の高いペットシーツを使うことをおすすめします。
ゲージサイズ・・・☆☆
モルモットはそこまで活発に動かないので ゲージサイズは最小限でも大丈夫です。
60cm~70cmあれば十分ですが、もちろん広い分には問題ありません。
隠れ家が好きなので、十分なサイズの隠れ家を入れられるゲージを選んであげましょう。
価格・・・☆☆☆☆
種類によっても変わりますが、3,500~15,000円程度で購入できます。
テッセル、コロネット、シェルティー、ペルビアンあたりは珍しいので値段が高いですね。
飼育コスト・・・☆☆
ウサギと同じく餌を多く食べるので、餌代がけっこうかかります。
成体の場合配合飼料だけで 月に1000円程度、チモシーで500円程度かかります。
我が家ではそれに足して生野菜も与えるので、月に2,500円ほどかかります。
家庭菜園でも無農薬野菜を作っているので夏場はもう少し安く上がっています。
第2位:とっとこ走るよ『ハムスター』
日本人の一番なじみのある小動物かもしれませんね。
価格が安く、飼育も難しくないので子供に飼わせる小動物といえばハムスターかもしれません。
少しクセはありますが、確かに飼いやすい生き物です。
なつきやすさ・・・☆
ハムスターは残念ながらなつきません。
ハムスターは食物連鎖の下層で警戒心が強く、群れて暮らす生き物ではないので仲間意識も薄いです。
人間に対してはなつくのではなく、「慣れる」といった印象のほうが正しいでしょう。
基本的に人間を敵だと思っていますが、「餌をくれる無害な生き物」だとは思ってくれます。
体力的にもスキンシップは積極的に行えないですし、万が一噛まれるとアナフィラキシーショックの可能性もあります。
あまり不要にかまうのはやめましょう。
飼育環境・・・☆☆☆☆
ハムスターは元々砂漠の生き物なので、比較的高温にも低温にも強いです。
健康を維持するなら22~27度の範囲を維持するとよいでしょう。
ただしあまりに寒いと冬眠してしまい、最悪そのまま死んでしまうこともあるので注意が必要です。
掃除・・・☆☆☆☆
ハムスターが小さいのでゲージから出すのは困難ですが 、大変なのはそれぐらいで掃除自体はとても簡単です。
トイレも覚えるので掃除も簡単ですし、床材の交換もゲージが小さいので簡単です。
とはいえフンがあまりに溜まるとダニが湧いてしまうので、定期的な掃除は必須です。
臭い・・・☆☆☆☆
ハムスターは体が小さいこともあり、排泄物の量も少ないです。
このため定期的に掃除さえしていれば、ほとんど臭いは気にならないでしょう。
もちろん掃除を怠ると臭いはしてきますし、病気の原因にもなるので注意しましょう。
ゲージサイズ・・・☆☆☆☆☆
ハムスターのゲージは、種類にもよりますが小さくても大丈夫です。
ハムスターは自然界では非常に広いテリトリーがあるといわれていますが、それは外敵から逃れるためや餌を探すためであって 、飼育下においては狭いゲージで問題ありません。
狭いゲージの場合は運動できる回し車やパイプ、砂場があると良いでしょう。
価格・・・☆☆☆☆☆
価格はとても安いですね。500~4,000円ほど。
こちらも品種によりますね。
「ゴールデン」「ジャンガリアン」「ロボロフスキー」「チャイニーズ」「キャンベル」などで価格差があり、さらに色でも値段が変わってきます。
飼育コスト・・・☆☆☆☆☆
小動物のなかでも最低クラスに費用がかからないのがハムスターです。
雑食性なので餌もこだわらず、基本的なミックスフードなら月500円程度です。
材料や栄養バランスにこだわったフードなどもあり、そういった餌を選ぶとコストが高くなりますが病気の確立が下がります。
1位:最高の飼い安さ!『パンダマウス』
ペットとしてはあまりなじみがありませんが、飼い安さは抜群です。
江戸時代からペットにされているほど日本人と縁深い生き物だそう。
元はハツカネズミですが、白黒の2色に固定されています。
価格も安く、飼育環境にもうるさくないのでおすすめのペットです。
なつきやすさ・・・☆☆☆
ハムスターと同じでなつくより慣れるといった感じですが、攻撃することがほとんどないですし、人間を外敵だと思っていないのでハンドリングは可能です。
無数に飼育してきましたが、これまでかまれたことや攻撃されたことはありません。
ただし動きが早いので逃がさないように注意が必要です。
飼育環境・・・☆☆☆☆☆
今回紹介した生き物の中では突出して丈夫です。
小さいうちはある程度注意が必要ですが、適温が15~27度と寒さにも強いですし、暑さも平気です。
我が家も基本的にクーラーなしで、冬も人間用の暖房だけで無加温で飼育していますがトラブルはありません。
ただし体調を崩すととたんに死んでしまうので、適温から大きく離れるようであれば冷暖房機器に注意してあげましょう。
掃除・・・☆☆☆☆
パンダマウスもトイレを覚えないので清掃する必要はありますが、体が小さくそこまで餌の量も多くないので汚れが少ないです。
このため頻繁に掃除する必要がないので、掃除の手間はあまりかかりません。
週に1回か10日に1回程度でも十分です。
臭い・・・☆☆☆☆
ここ数年パンダマウスを複数飼育していますが、週に1回程度の掃除でひどくにおいが気になるというようなことはありません。
ウッドチップの臭いの方が強いぐらいなので、定期的に清掃していればあまり気にしなくても平気かと思います。
ゲージサイズ・・・☆☆☆☆☆
パンダマウスのゲージのサイズは小さくても大丈夫です。
もちろん広いに越したことはありません。
複数飼育する場合も小さいスペースでも身を寄せ合って生活しますが、オス同士やメス同士でもサイズが違いすぎると広いゲージでも喧嘩する場合があるので注意しましょう。
価格・・・☆☆☆☆☆
価格はとても安いです。300~1,200円ほど。
安すぎる場合は爬虫類の餌用として販売されていることもあります。
基本的には変わらないですが、あまり雑多な繁殖をさせているようだと遺伝性の病気になる可能性が高いので、ペット用として販売されている方が安心です。
飼育コスト・・・☆☆☆☆☆
パンダマウスはハムスターと同等か、それ以下のコストしかかかりません。
餌は頻繁に食べますが大量に食べないのでハムスターより消費が少なく、ミックスフードでも好みのものを選んで食べてくれるので安いものでも大丈夫です。
餌よりもチップなどの床材の方がお金がかかりますが、過度に大きいケージで飼育していなければ月100円分程度しか使用しません。
また野菜や果物の切れ端も食べるので、自炊している方はキャベツなどの葉物野菜、にんじん、ジャガイモ、かぼちゃなどを与えてみましょう。
飼いにくい小動物ランキングトップ5!
それでは、逆に管理が大変だった生き物をご紹介してみましょう。
もちろん飼育ができないわけではないので、大変さを理解したうえで飼育を検討してみてくださいね。
5位:病気が不安『ハリネズミ』
かわいらしい見た目で人気のハリネズミ。
こちらもペットとして一般化してきましたね。
僕も飼育する予定ですが、病気のリスクが高い生き物でもあります。
遺伝性疾患が多い
国内で流通しているハリネズミのほぼすべてがブリード固体です。
このため狭い血統の中で交配させられているので、遺伝性疾患がとても多いです。
代表的なのが腫瘍で、簡単に言えば「ガン」です。
残念ながら手術も難しく、抗がん剤などで対処しますが完治が難しいです。
こればかりは運なので、ショップに居る若い固体では判断できません。
愛らしいだけに、若いうちに死んでしまう姿は悲しいですよね。
4位:凶暴!?『ラット(ファンシーラット)』
ラットは比較的大きめのねずみ、家畜化したドブネズミです。
ドブネズミというといやなイメージですが、実は丈夫で賢いので欧米では犬猫に並んで一般的なペットです。
ですが、賢いだけに敵に回すと厄介です。
日本でラットを飼うのは一苦労
犬のように芸を覚えるほど賢いラットですが、逆に敵だと認識されると大変です。
あごの力や足の力も強いので、簡単に人間を怪我させることができてしまいます。
日本ではラットはペットとして一般的ではないので、あまり流通していません。
たまに見かけるラットの多くは、実は「実験用」としているものを転用している場合が多いです。
実験用のラットは清潔な環境こそ保障されていますが、人間に愛情を受けるような環境では育っていません。
なので、人間と触れ合う性格が形成されておらず、敵だと思ってしまうことが多いです。
我が家で迎えた2匹のうち1匹も残念ながらあまり友好的ではありませんでした。
一匹はハンドリングもでき、なでられるのも好きでした。
もちろんペット用に流通している固体もいるので、そういった固体と上手く出会えれば、丈夫で賢いので最高のペットにもなります。
3位:かわいい顔には裏がある?『フェレット』
日本でもおなじみとなったフェレット。
長い体にかわいい顔、あいらしい動きでファンも多いですよね。
飼育した感じも犬に近いので人気のペットです。
ただ、少し癖がある生き物でもあるので飼育には覚悟が必要です。
結構噛む!
犬はよくあま噛みしますが、フェレットもあま噛みします。
これが結構いたい…。僕も管理しているときに良く噛み付かれました。
フェレットの歯は爪楊枝のように細く鋭くて、肉食性も強いのであごの力も強いです。
本気で噛まれると簡単に血が出ますので、正直子供に勧められる生き物ではありません。
フェレットは人間によくなつくので慣れている固体は悪意なくやっていることですが、よくしつけないといけませんし、しつけてもやめない子も多いです。
臭いがキツイ
フェレットは輸入する際に匂いを出す臭腺を手術していますが、それでも臭いは強いです。
体臭もありますが、シャンプーをしすぎたりしなさすぎたりしなければ部屋に充満するほど臭くはありません。
問題はフンです。
肉食性も強いためかなり立派なフンをするので、これがかなり臭います。
消臭グッズもほぼ意味を成さないのでこまめな掃除が必須です。
2位:理想はかなわない『フクロモモンガ』
動物の中でもトップクラスの見た目のかわいさを誇るフクロモモンガは、近年のエキゾチックアニマルブームで一般的なペットになりました。
萌え袖のような可愛い体に、なんともいえない顔がもうどうしようもないほど可愛いです。
が、僕は自宅で飼育したいとは思いません。
臭いがキツイ
モモンガは縄張り意識が高く、オスは活発にマーキングをします。
これが小動物特有の臭いで、行動範囲も広いので臭いが部屋に充満しやすいです。
そのうちモモンガ自身もにおいが強くなってくるので、ハンドリングもあまりする気になりません。
もちろん部屋に放し飼いは絶対にやめましょう。
トイレを覚えない
モモンガは木の上で生活する生き物なのでトイレを覚えません。
しかも木の上で生活する性質上、ゲージの中でも飛び回って排泄します。
ゲージ内に落ちればいいですが、残念ながらゲージの外にもフンが撒き散らされることが多いです。
部屋を飛ばす夢を持つ人も多いですが、部屋がフンだらけになります。動物のお医者さんでもネタにされていましたね。
食虫性も強いので、臭いもなかなかキツイです。
1位:発情期がやばすぎる!!!『リス』
ハムスターと並んで人気のペットだったリスですが、最近あまり見かけませんよね。
見た目も可愛く飼育も難しくないのですが、大きな問題がひとつあります。
発情期が手におえない・・・
飼育自体は難しくないですし、見た目もかわいらしいリスですが、繁殖期だけはとんでもなく凶暴になります。
僕も何度も飛び掛られていますし、鋭いつめで流血デスマッチ状態にもなりました。
このため繁殖期は管理が全く出来なくなります。
これはなついている、なついていないにかかわらず現れる行動なので、飼育するなら覚悟しなければなりません。
この凶暴性が災いして、リスはペット業界では影を潜めています。
正直、被害者サイドの意見としては飼育をおすすめしません。
飼いやすさは環境にもよるので注意!
今回紹介した生き物は僕がショップ、または自宅で飼育した経験から考えた飼いやすさ、飼いにくさでランキング化しました。
もちろん沖縄と北海道では気温が違うので環境がかわりますし、多少手間がかかっても省スペースで飼育できるものがいい、大きいスペースでもあまり管理の手間がないほうがいいなどあるかと思います。
基本的な飼育方法は同じなので、ゲージの置ける大きさや、住んでいる地域の気温など総合的に新しい家族を考えて選んでみてくださいね。
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