金魚におすすめのフィルターは?7種類のフィルターを金魚目線で徹底比較
金魚は大食漢で、観賞魚の中でもよく水を汚す魚です。
フィルターを付けなければどんどん水がよどみ、病気になったり最悪死んでしまうこともあります。
しかしフィルターは無数にあり、どれがいいのか選びにくいでしょう。
お店にもよく「結局どれがいいの?」と聞きに来るお客さんが多かったです。
というわけで今回は、金魚飼育目線でみたフィルターの特徴をご紹介します。
主なフィルターの種類は5つ
フィルターはろ過方式や形状で5つに分類できます。
細かくはもっとありますし、金魚用でなければもっといろいろあります。
フィルターによる違いはメンテナンス性やろ過能力、価格にも出ます。
また水に空気を取り込む能力(エアレーション効果)があるかどうかも変わるので、場合によっては別途ぶくぶくを設置する必要も出てきます。
金魚用として重視するポイントは、水がよく汚れることによりフィルターもよく汚れるため掃除が楽かどうか、とりわけ大きいごみの除去が得意かどうかが重要になります。
そういったポイントを元にそれぞれの特徴を考えてみましょう。
外掛け式フィルター
ワンタッチフィルター(外掛け式) : Tetra 製品情報 ::: スペクトラム ブランズ ジャパン株式会社(旧テトラ ジャパン株式会社)
外掛け式フィルターは水槽のふちに引っ掛けるようなかたちで設置するフィルターです。
メンテナンス性に優れ、取り扱いが簡単で価格も安いため最近初心者を中心にシェアが高いです。
テトラ社のATシリーズや、GEXの簡単らくらくパワーフィルターシリーズなどがあります。
掃除・ろ過材の交換・・・☆☆☆☆☆
外掛け式フィルターのろ過材の交換は非常に簡単です。
上部のふたを開け、ろ過材を引き出して取り出し新しいものを入れるだけです。
モーターも簡素にできているので、あまりに過酷な状況で使用しなければ分解して清掃するような必要も少なくたまに水ですすぐ程度で十分でしょう。
給水口にストレーナースポンジを取り付ければろ過材交換の頻度を下げることができます。
ろ過性能・・・☆☆☆
ろ過面積が狭いというデメリットはありますが、水をきれいにすると言う面では十分な性能はあります。
細かい話になると、多くの外部フィルターはろ過材を丸ごと捨ててしまい、フィルターに付く水質浄化バクテリアも捨ててしまうことになるので生物ろ過を重視したい場合には向きません。
バクテリアを残したいなら、パックのろ過材を別途差し込む形で使用すると良いでしょう。
エアレーション効果・・・☆☆☆☆☆
エアレーションと言うと空気をブクブクさせて空気を取り込むイメージですが、実は水面をかき混ぜることによって空気を取り込んでいる意味が大きいです。
このため滝のように水を回す外掛け式フィルターのエアレーション効果は高く、別途エアレーションを設置する必要はないでしょう。
コスパ・・・☆☆☆
本体価格はほかのフィルターよりも安く、水槽にセットで付いてくることもあるので安めです。
ただ、目詰まりが多くろ過材を頻繁に交換することになるので、ランニングコストはそこそこかかります。
ろ過材は1枚100円程度からで、飼育匹数によっては1ヶ月もちません。
給水口にストレーナースポンジを取り付ければフィルター交換の頻度を下げ、ランニングコストを安く上げることもできます。
総合おすすめ度・・・☆☆☆
我が家でもかつて外掛け式フィルターをよく使っていましたが、今は特別な理由がなければ使いません。
ろ過材がすぐに目詰まりし、まともに使おうとするとコスパが悪くなってしまうことが理由です。
給水口にスポンジをつければ頻度は下げることができますが、ほかのフィルターに比べるとやはり交換頻度は高くなりますし、専用のろ過材しか使用できないのもデメリットです。
よく水を汚す金魚用として考えるとそのデメリットが顕著なので、外掛け式フィルターを使用するならまだあまり水を汚さない小さいうちに、もしくは飼育匹数の少ない水槽がいいでしょう。
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水中フィルター
フィルター 【フィットシリーズ】 水中フィルター | 水作株式会社
投げ込み式フィルターは、フィルター本体を水中に設置するタイプのフィルターです。
水槽周りがすっきりし、取り扱いも簡単と言うメリットがあります。
水作のスペースパワーフィットや、GEXのサイレントフローなどがあります。
掃除・ろ過材の交換・・・☆☆
本体をすべて水中に沈めてしまうと言う特徴から、掃除は少し大変です。
一度電源を切って水槽から出して、水を切ってろ過材を交換し、新しいろ過材を入れてもう一度水中に設置します。
モーター部分の掃除は比較的簡単に行えるようになっているものが多いです。
ろ過性能・・・☆☆
外掛け式フィルターと同じく、ろ過性能自体は大きいごみも目に見えないごみも吸い取ってくれるので十分ですが、目詰まりが非常に多いです。
一般的な商品だと、金魚用としては少し非力な印象を持ちます。
メンテナンス性が悪いことを考えると、外掛け式フィルターよりも扱いは面倒になるでしょう。
ろ過材をまるごと交換するのでバクテリアを捨ててしまい、生物ろ過能力はあまり高くありませんが、別途カートリッジを使用することでわずかですがバクテリアを残すことができます。
エアレーション効果・・・☆☆~☆☆☆☆☆
これは機種や設置方法によって変わります。
寝かせて底面に設置した場合はエアレーション効果はほとんどないと言ってもいいでしょう。
ただし、たてに設置してシャワーパイプで水面に水を落とす形にすれば空気を取り込んでくれますし、機種によってはより空気を取り込みやすいよう水中に空気を流し込める構造になっているものもあります。
コスパ・・・☆
外掛け式フィルターと同じく、本体価格は安いもののろ過材をまるごと交換すると考えるとコスパがいいとは言えません。
水中フィルター用のろ過材も1個100円程度からで、月に1,2度は交換することになります。
総合おすすめ度・・・☆☆
金魚用として考えると、水中フィルターはあえて買うほどはおすすめできません。
小さい水槽で小さな金魚に使用するなら可能ですが、いずれ買い換えることになります。
ろ過能力があまり高くない上に、メンテナンスが面倒となるとあまりメリットがなくなるからです。
私はあまり水を汚さないような熱帯魚や両生類用としてはよく使うので、水中フィルターがまったくだめとは言いませんが、金魚用に買うなら違うもののほうがいいでしょう。
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投げ込み式フィルター(エアリフト式)
いわゆるぶくぶくと呼ばれるフィルターです。
エアポンプを使用して空気を送り込んで水流をつくり、ろ過材に水を通して汚れを除去する方式です。
金魚用としては一般的なフィルターですね。
水作の水作エイトシリーズや、GEXのロカボーイなどが有名です。
掃除・ろ過材の交換・・・☆☆☆
本体の掃除はほとんど必要ありません。
というのも空気を送り込むだけのものなので、モーターなどがありません。
手入れはフィルターを交換するだけで済みますが、やはり水の中に手を入れる必要があるので少し面倒なのは否めません。
ろ過性能・・・☆☆☆☆
これは物によって違いますが、代表的な商品である「水作エイト」のろ過能力は非常に高いです。
ろ過材は基本的にウールマットだけですが、優秀で目詰まりしにくく非常によくよごれをこしとってくれます。
ろ過に神経質にならなければならない海水水槽を水作エイト1つで生涯飼育したこともあります。
使用状況にもよりますが、おおよそ2ヶ月は問題なく使用できます。
ロカボーイなど水作エイト以外の物でも金魚用としては十分ろ過してくれます。
ただし目詰まりが起こると、ほかのフィルターと違ってまったくろ過しなくなるデメリットはあります。
ろ過材をまるごと交換するので、バクテリアを捨ててしまい生物ろ過能力は高くありません。
またサイズが限定されるので、大きい金魚や複数飼育の場合には対応しにくいというデメリットもあります。
エアレーション効果・・・☆☆☆☆☆
そもそもエアポンプで空気を送り込む構造なので、これ自体がエアレーションになっています。
このため別途エアレーションを用意する必要はなく、これ1つで十分です。
コスパ・・・☆☆☆☆
フィルター本体のほかにエアポンプを用意する必要はありますが、投げ込み式フィルター本体の価格が安いので初期投資がそこまで大きくはないでしょう。
一番小さいものならエアポンプやチューブとセットで1000円程度からあります。
すぐに目詰まりするような飼育方法をしていなければ、ランニングコストもほかのフィルターと比べて高いということもないので、コスパは十分良いといえます。
ただしろ過材が専用品しか使用できないのはデメリットです。
総合おすすめ度・・・☆☆☆☆
金魚用のフィルターを買うならエアリフト式の投げ込み式フィルターで間違いないでしょう。
ろ過も十分してくれますし、扱いも難しくありません。
ただし比較的小型水槽向けのものが多いので、大きくなった金魚や複数飼育する場合には非力になるかもしれません。
またエアポンプを使用するのでどうしても音が大きく、静音のエアポンプを選ぶと少し値段が張るデメリットもあります。
あとは気泡が水面ではじけるため、蓋をしないとしぶきが水槽周りに飛んでしまうので蓋が必須です。
スポンジフィルター
なぜか画像を寝かせたがるはてなブログ・・・。
ここまで紹介したフィルターは本体の中にろ過材を収める方法ですが、スポンジフィルターはろ過材のスポンジが露出した設計になっています。
エアポンプを使うエアリフト的が一般的です。
レッドビーシュリンプなど本格的な熱帯魚用水槽に使用されるフィルターですが、金魚ようとしてはどうでしょうか。
掃除・ろ過材の交換・・・☆☆☆☆
掃除やろ過材の交換は非常に簡単です。
パイプに筒状のスポンジが刺してあるだけなので、それをはずして取り替えるなり洗うなりすればOKです。
ただ水中に手を入れる必要があるのが厄介です。
ろ過性能・・・☆☆☆
ろ過能力自体は高いです。
ただし比較的小さいので対応できる水槽のサイズが限定されます。
また金魚のように目に見える汚れをだすような生き物の場合はよく目詰まりさせてしまいます。
丸ごと洗ってしまう場合バクテリアも流してしまうので、生物ろ過能力はあまり高くありません。
エアレーション効果・・・☆☆☆☆☆
エアリフト式で動くので、これ自体にエアレーションになります。
別途用意する必要はありませんが、設置方法やエアーの量によっては効果が落ちてしまうので、エアポンプから分岐させて別途エアストーンを用意してあげてもいいでしょう。
コスパ・・・☆☆☆
エアリフト式の投げ込み式フィルターと費用はそう変わりません。
本体は安いもので数百円からありますが、別途エアポンプ代がかさみます。
問題はスポンジがちょっと高めで、交換するとなるとすこし費用がかかることです。
比較的頑丈なので洗って使いまわすことは可能ですが、バクテリアは洗い流すことになってしまいます。
また金魚がこのスポンジを噛むことが良くあり、すぐぼろぼろになるので交換で少しコストがかかることもあります。
総合おすすめ度・・・☆☆☆
水槽のサイズにさえ合えばろ過能力も高く扱いも簡単ですが、金魚がスポンジをぼろぼろにしてしまうことがあるのでスポンジの交換がやっかいです。
交換用スポンジをいちいち買うと結構なコストになってしまいます。
やはり同じエアリフト式なら投げ込み式フィルターにメリットがあります。
上部フィルター
水槽の上に桶を乗せ、モーターでそこに水を流してろ過する方式のフィルターです。
大型熱帯魚用としてよく使われるフィルターです。
掃除・ろ過材の交換・・・☆☆☆☆
水槽の上の桶(濾過槽)からろ過材を抜き取るので、手入れは難しくありません。
多少手は濡れますが、そこまで気にするほどの手間ではないでしょう。
モーターを掃除するのは少し面倒ですが、最近のものは蓋をひとつはずせばインペラー(水を揚げるための羽)までたどりつけるものが多いです。
ろ過性能・・・☆☆☆☆☆
広いろ過槽があるので、ろ過能力は非常に高いです。
また様々なろ過材を積層して使用できるので、大きいごみから小さなごみ、生物ろ過や濁りに対応するろ過材など好みに合わせて組み合わせることができます。
すべてをいっぺんに交換する必要がないので、バクテリアを定着させるろ過材を残しとけば生物ろ過能力を維持することもできます。
エアレーション効果・・・☆☆☆☆☆
上から水を落とすことになるので、水面を揺らし空気を取り込む能力はあります。
また、濾過槽に水を流すときも空気を巻き込むので空気を取り込む能力は十分でしょう。
コスパ・・・☆☆☆☆
本体価格はおおよそ3000円ほどからと少し高いですが、ろ過材は比較的長持ちさせることができます。
一番上層の大きなごみを取り除くウールマットはよく汚れますが、その下はそう汚れないので交換することも少ないです。
頻繁に交換するウールマットも、5枚で300円程度からあるので比較的安いです。
総合おすすめ度・・・☆☆☆☆☆
すこし本格的過ぎる印象があるのかお客さんに勧めてもあまり選ばれないですが、ろ過能力やコストを考えれば上部式フィルターは最良の選択ではないかと思います。
問題があるとすれば、適合する水槽のサイズが最低30cmからで、それ以下の小型水槽で飼育したい場合は使えないということでしょうか。
最近では30cm以上の水槽もかなり安いですし、本格的に飼育したいなら最初に少しだけお金を出して上部フィルターで水槽を立ち上げてしまってもいいと思います。
外部フィルター
熱帯魚 観賞魚 アクアリウム用品 フィルター・ろ過材 メガパワー(外部式) メガパワー6090
水槽の外にろ過材を詰めたタンクを設置し、モーターでそこに水を回してろ過するフィルターです。
様々な魚種に対応し、特に海水水槽では外部フィルターがマストアイテムです。
掃除・ろ過材の交換・・・☆
いきなり残念ですが、掃除は数あるフィルターの中でもかなりやっかいです。
というのも、外部フィルターの多くはサイフォン式でタンクに水を落としているので、タンクに水が流れないようにしてからタンクから水を抜き、タンクを開けてろ過材を取り出して交換や掃除します。
外部フィルターを使用する前提として、頻繁にタンクを開ける必要がないような汚れ方にするのがセオリーです。
もし金魚用に使うとしたら給水パイプにスポンジを取り付ける頻繁に洗うか、大きいごみを吸ってくれるよう別なフィルターと併用などする必要があります。
ろ過性能・・・☆☆☆☆☆
ろ過能力はこれ以上ないといっていいほど高性能です。
密閉タンクを通すのでよごれを逃さずこしとり、ろ過材も様々なものを使用できます。
特にバクテリアを使った生物ろ過能力に関しては非常に高いと言えます。
ただ金魚ようとして考えるとこのろ過能力の高さが目詰まりにつながり、面倒なメンテナンスの頻度を上げるデメリットにもなっています。
エアレーション効果・・・☆☆~☆☆☆☆☆
水槽に戻す水の状態によりますが、エアレーション効果を出すこともできます。
水中に直接ろ過した水を戻す方法だとあまりエアレーション効果は期待できません。
水面にシャワーパイプで落とす方法だと水面を揺らすので十分なエアレーション効果が得られます。
コスパ・・・☆☆
外部式フィルターは総じて価格が高めです。
またろ過材も少し特殊なものが多く少々値段が高くなっています。
汎用品を使えばろ過材は安く上げられます。
総合おすすめ度・・・☆☆
金魚用としては、特別なこだわりがなければあえて導入する必要はないでしょう。
やはりメンテナンス性の低さがネックです。
給水口にスポンジをつけてこまめに掃除すれば問題ないといえば問題ないのですが、外部フィルターは密閉されているので詰まるとモーターにものすごい負担がかかってしまい故障につながります。
本体価格も高いので気軽に壊せないですし、リスクが大きいです。
底面式フィルター
熱帯魚 観賞魚 アクアリウム用品 フィルター・ろ過材 底面フィルター マルチベース フィルターS
底面式フィルターは、水槽に敷いている砂利をそのままろ過材にしてしまうろ過装置です。
エアリフト式やモーター式があります。
掃除・ろ過材の交換・・・☆
ろ過材が砂利なので、メンテナンスするとなると砂利を掃除することになるので生体を一回避難させて水も多くを抜くことになります。
メンテナンスはろ過装置の中でもトップクラスに面倒といえます。
ろ過性能・・・☆☆☆
ろ過面積が大きいのでろ過能力は非常に高いですが、これは汚れをこしとるというよりは、バクテリアによって毒素を無毒化する生物ろ過の能力です。
大きなごみに関しては砂利に残ってしまうので、砂利に残って見た目が悪かったり目詰まりしたりします。
エアレーション効果・・・☆☆☆☆☆
エアリフト式であればエアレーションをしているのと同じです。
モーター式でも水面を動かすように使用すればエアレーション効果は十分あります。
豆知識ですが、モーター式の場合パイプを取り外して水が水面に向かって放出されるようにするとよりエアレーション効果が高くなります。
コスパ・・・☆☆☆☆☆
砂利をそのまま使うので、底面フィルター本体を購入すればOKです。
底面フィルターはエアリフト式で1500円もあれば導入できるのでそう高くはありません。
総合おすすめ度・・・☆☆☆
大きいごみが除去できないので、金魚の水槽に底面フィルターだけ使用するのはおすすめしません。
ただし、サブフィルターとして使用するならこれ以上にないフィルターです。
たとえば外掛け式フィルターで大きなごみを除去し、底面フィルターで生物ろ過を行えばバランスの取れたろ過システムになります。
よりこだわりたいのであれば底面フィルターも導入してみましょう。
結局どれがおすすめ?
最後に結論を言えば、どれがいい?と聞かれたらまずすすめるのが上部フィルターです。
金魚用としては非の打ち所がなく、価格もそこまで高くないので本格的に金魚の飼育を始めたいなら上部フィルターがベストだと言えます。
次に、お祭り金魚をとってきてとりあえず飼育したいという場合にはエアリフト式の投げ込み式フィルターがおすすめです。
特に水作エイトがおすすめで、価格も安く性能も十分です。
金魚をはじめ魚の飼育は奥が深いので、エキスパートはあえて外掛け式フィルターを使ったり、水中式フィルターを使ったり、ろ過装置なしで飼育する場合もあります。
ひとまず自分の求める性能と出せる予算によって上部式フィルターか投げ込み式フィルターで始め、その後求める環境に合わせてオリジナルのろ過システムを組み上げてもいいでしょう。
また手間をかければ貧弱なろ過システムでも十分飼育できるほど日々のメンテナンスは重要なので、水換えなど日々のお手入れはぬかりないよう飼育してあげてくださいね。