優しい熱帯魚さん|飼育記録から飼い方まで

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ベタの繁殖に挑戦!ベタファーム直伝のショーベタの繁殖方法を解説(経過ブログ随時追加中!)

一度目にすれば、繁殖から育児の姿までもっとも美しいと確信するのがショーベタの繁殖。

ここ数年はなれていましたが、最近のプチベタブームに触発され、久々に繁殖に挑戦してみようと思っています。

 

このページでは繁殖の大まかな流れとコツを解説し、実際に繁殖したら随時経過ブログを追加していく予定です。

 今回紹介する繁殖方法は、複数のベタファームが実践するプロの技術!

ファームのおじさんは何の気なしに教えてくれましたが、結構細かいポイントに気を使っていて、「セオリーどおりにやっているのになぜか上手くいかない!」という人にこそ試してほしい方法です。

 

ちょっと長くなるので、まったりゆっくり読んでくださいませ。

 

 

 

 

 

ベタの繁殖にあたって用意するもの

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ベタの飼育はとってもシンプルで、あまり機材を必要としませんよね。

しかし、繁殖となるとそれなりに用意する用品があります。

 

水槽

ベタはボトルや小さい水槽で飼育することが多いですよね。

しかし繁殖は小さいボトルではうまく行えないので、水槽は別途用意する必要があります。

 

水量は最低でも5L

推奨するのは、ある程度浅くていいので幅の広いの水槽です。

 

逃げるメスが跳ねて外に出てしまわないように、蓋があるものがいいですね。

 

繁殖だけ重視したい方におすすめなのは昆虫を飼育するようなコンテナです。

いくつかのベタファームでもコンテナを使っていました。

コンテナはたいてい半透明なので、並べておいても隣が見えにくく、サイズも様々なのでスペースを効率的に使えるメリットもありますね。

ガラス水槽でももちろんいいんですが、複数のペアを繁殖させる場合や、隣に違う魚がいる場合にはかならず目隠しをします。

これは人間に対しても同じで、正面にも目隠しするのが望ましいです。

 

 

ヒーター

日本でベタのを繁殖させるときに大切なのがヒーターです。

水温が繁殖の引き金になることが多く、卵の孵化も温度に影響されるので、設定温度の調整できるサーモスタット付きヒーターがおすすめです。

もちろん出力(W数)は水槽に合わせて。

 

ひとつ選ぶポイントとしては、カバーが付いてないものが使いやすいです。

強い水流が起こせないので、カバーがあると熱が滞留してしまったり、ヒーターとカバーの間に稚魚が挟まってしまったりするからです。

 

 

水草

これもけっこう重要なアイテムです。

まずメスが逃げ込む隠れ家になるから。

次に、稚魚の初期飼料になる「インフゾリア」の培養床にもなるからです。

 

おすすめなのはウィローモス(正確にはコケですが)

水に入れて膨らんだ状態で、ソフトボール大の量あるのが望ましいですね。

インフゾリアのことを考えると無農薬が好ましいです。

 

ここにかんしてはベタファームではメスに負担をかけても繁殖優先なのでいれないところもありますが、個人の環境ならいれておいたほうがいいでしょう。

 

 

発泡スチロール板

産卵床にするために泡巣が重要です。

卵をまとめておく役割があり、稚魚が生まれてからしばらくそこで生活します。

泡巣だけではバラけてしまったり、十分な量作れなかったりします。

水に浮いて魚に無害なものならなんでも大丈夫ですが、発泡スチロール板やエアチューブで自作すると長持ちして丈夫なので安心ですね。

 

浮き草を使えば泡巣の基礎にもなりますし、多くのベタファームでは浮き草を使っていますが、個人の環境だとブラインシュリンプの塩分でやられてしまうのであまりおすすめしません。

 

 

スポンジフィルター

フィルターの設置を推奨されないベタですが、稚魚のときはあった方がいいです。

水質を考えると水換えも頻繁にできないですし、基本的に生餌になるので水の汚れが結構激しいです。

そこで使うのがスポンジフィルター。

強い水流はご法度なので、エアリフト式で、稚魚が吸い込まれたりもぐりこんだりするリスクのないスポンジフィルターがベストです。

ペアリング~孵化までは必要ないですが、稚魚が自由に泳げるようになったタイミングで必要になります。

 

 

ブラインシュリンプ

子ベタの餌として必須なのがブラインシュリンプ

冷凍や乾燥ものがありますが、生きているのでなければ食べません。

卵が袋売りされているので買っておきましょう。

孵化させるために瓶と塩、できればエアレーションもあるといいですね。

 

yasasiinettaigyosan.hatenablog.com

 

インフゾリア

ベタの稚魚が最初に食べる餌です。

これも結構重要なんですが、語ると大変なので別ページでご紹介します。

とりあえず、インフゾリアの素とかインフゾリアの卵という商品化されたものがあるので、それを用意しておきましょう。

 

 

yasasiinettaigyosan.hatenablog.com

 

 

繁殖に適したベタの選び方

オス

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オスはある程度成熟していればだいたい繁殖可能です。

とくに泡巣を活発に作る固体がおすすめです。

泡巣作りが活発でない固体はいわゆる草食系か未成熟なので、ペアリングの次点で失敗することが多いです。

 

あとは餌食いがいいことも重要です。

オスは稚魚からはなすまでしばらく餌を食べずに育児するので、餌食いが悪い個体だと栄養失調で弱ってしまうからです。

産卵前にある程度、高栄養価の餌で体力をつけておいてあげるのも重要ですね。

 

メス

 

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雑なイラストで失礼。

 

オスに比べてメス選びはかなり重要です。

 

まずしっかり成熟していることが必須条件

メスの成熟は体を見るとわかります。

まずは産卵管がおなかにあるかチェック

産卵後に見えなくなることも多いので、おそらく卵がおなかにあることで押し出されてくるんでしょう。

 

つぎに、体側面に婚姻色が出ているかどうか

これが繁殖期に入っているかどうかの目印になります。

オスとペアリングさせたとたんに出ることもあるので、とりあえずなくてもお見合いはさせてみましょう。

 

メスもペアリングの前に十分体力を付けてあげます。

刻んだ冷凍赤虫や冷凍ミジンコなど、高たんぱくな餌が望ましいですね。

 

 

 

カラーの選別

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これに関しては各ベタファームが何年もかけて作出、固定しているので、正直なところ正しい情報というのがわかりませんし、正しいものなんていうのがあるのかも不明です。

 

で、私の経験上の結論は

出た色を楽しもう

です(笑

 

というのも、気軽に買える価格帯のベタは、正直ファーム側でもそこまでカラーの固定とか行っていないんです。

この価格帯の繁殖は、水がめにオスとメス何匹か入れて、勝手に増えて、選別していい色を流通させるという、かなりどんぶり繁殖な感じも。

メスは自分のファームで繁殖させるもの以外は水瓶にまとめていることもおおいです。

なので、血統はほとんどわからないです。

私の経験上、1匹1000円前後で購入したペアは、たとえカラーパターンが同じでも、子供の中の何匹かにはまったく違う色が出てくることがおおいです。

赤系ペアで黒がでたことも。

 

なので、累代させてカラーを固定させていくような方法までやるつもりがないなら、ある程度違う色が出ることも理解して、出た色を楽しむのが吉です。

 

 

詳細はこちらで。

色は予想外にいろいろ!?ベタの繁殖で掛け合わせを考えるポイントを実例とともにご紹介 - 優しい熱帯魚さん|飼育記録から飼い方まで

 

 

 

実際の繁殖の流れ

用品とベストな固体がそろったら、実際に繁殖させて行きます。

こまめに世話を見られないと悲惨なことになりがちなので、1日1回は最低でも様子を見るようにしてくださいね。

 

写真は成功したペアがいれば順次アップしていきます。

 

 

準備:水槽の立ち上げ

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水質的にはあまりこだわらなくてもいいですが、立ち上げはしておいたほうが吉です。

空気呼吸できない稚魚には水質悪化の影響が大きく、死なせてしまうこともあるからです。

うちは頻繁に繁殖させるので60cm水槽で種水を作っていましたが、通常の立ち上げと同じで大丈夫です。

 

水は「深層海洋水」がベスト。というかベストらしい。

ミネラルが豊富で、稚魚の孵化数に差が出ます。

これもベタファームで実践している方法だそうです。

稚魚育成のじゃまになるコケが生えにくいってこともいってたけど本当なのかしら。

 

水槽には、パイロットフィッシュがてらオスを入れておいても大丈夫です。

水草も入れておきましょう。

泡巣のベースになる発泡やエアチューブも入れておきます。

 

可能ならインフゾリアも沸かしておきましょう。

効率を考えると別な瓶で沸かせたほうがいいですが、水槽内で十分沸けばそれでもOK。

 

フィルターはあるなら設置だけしておいて、まだ動かさないように。

 

先に入れたオスが泡巣を作ったら次の段階へ。

 

 

①お見合い

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ベタ繁殖の第1関門。

ベタは交尾するので、オスメスの相性が悪いとまず繁殖は成功しません

方法自体は簡単です。

オスを入れた水槽に、メスを隔離して入れるだけ。

できればメスを入れるボトルやケースには、穴を開けて水が同じになるようにするとベスト。

小さいボトルだと、水がよどんじゃいます。

 

このときに確認するのは、メスの婚姻色とオスの興奮度です。

メスのOKサインは体に現れる婚姻色です。

オスの興奮は危険なサイン。

オスがビラビラにフレアリングして暴れているようなときは、まだ一緒にしてはいけません。

たいてい卵を産む前にメスがぼろぼろになって最悪死んでしまいます。

 

メスが婚姻色を出していて、オスが興奮している場合はしばらく一緒に入れて、オスが落ち着くまで待ちます。

数時間で落ち着くこともありますし、まったくだめなことも。

あまりにオスの興奮状態が続くと弱ることもあるので、場合によっては時期を改めてリトライしましょう。

 

オスが落ち着いて、メスが動いたときだけ体を向けるぐらいになったらだいたいOK。

もしくは、オスがメスの前でウネウネしているとベストです。

水槽に離してみましょう。

 

問題なのが、メス側が興奮しているとき

オスに向かってフレアリングしているような状態だと、まず成功しません。

これはいわゆるオス化というやつで、ベタのメスがオスのように泡巣を作ったり、フレアリングしたり尻びれが伸びたりします。

管理の悪いショップで買うと確立が高いです。

この場合オスとオスを同居させるも同じなので死闘が始まります。

 

ちなみに、ペアリングの段階で餌はもうあげないほうが成功率が上がります。

 

 

②ペアリング

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お見合いが成功したら実際に同じ水槽に入れてペアリングします。

この段階でも気が抜けず、壁がなくなったとたんにメスが及び腰になることも多いです。

 

となると追い回されたメスが弱ってしまうので、ここで水草が重要になります。

ウイローモスのように茂った水草の場合、メスはもぐりこみやすいですがヒレの大きなオスはなかなか入れない。

入ったとしても上手く動けないので攻撃はしにくいです。

なので安全地帯になりやすいんですね。

 

成功するときは(この姿が一番好きなんですが)、オスが独特な動きをします。

なんというか、ウネウネします。

メスの前にいって一生懸命ウネウネして誘い、泡巣のほうへ連れて行きます。

その中で、襲い掛かるのとは違う攻撃して、メスを繁殖に誘います。

この状態になったらもう完璧。

メスが逃げさえしなければ産卵します。

 

 

③産卵

ここでも幻想的な姿が見られます。

ウネウネにメスが乗ってくると、オスがメスに抱きついて産卵します。

すると産み落とされた卵が落ちて行くので、オスが拾って泡巣につけていきます。

この回収する過程で底砂が邪魔になるので、ベアタンク推奨です。

底砂をいれる場合は目の細かいものがおすすめ。

 

これを繰り返して、初産なら大体100くらい生めば上々ですかね。

生み終えて、オスとメスが離れたら産卵は終了です。

 

この撒きつく行動が、初めてのオスはわからずなかなかもどかしい。

メスはOKで泡巣の下に行くのに、オスがまだアピールすることが多いです。

これはもう本能的に気がつくまで気長に待つしかない。

 

産卵が終わったらメスを回収します。

育児はしばらくお父さんにがんばってもらいましょう。

 

 

 

④メスのケア

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産卵が終わったメスは、たいてい交尾の段階で傷ついてヒレがぼろぼろになったり、うろこが落ちたりしてしまいます。

このままにすると病気になってしまったり、弱って死んだりするので手厚くケアしてあげましょう。

 

まずは塩を入れた飼育水でケアします。

これは傷口から体液が出てしまわないために、塩浴ま濃くない塩水でやすんでもらいましょう。

感覚的にはこれは二三日で大丈夫かと。

 

きれいにヒレを戻すためには高たんぱくな餌が好ましいので、水質悪化を避けるためにちょっと贅沢に大きめの水槽に入れてあげるとベストです。

 

一度繁殖を経験したメスは2度目の繁殖もスムーズなので、大切に大切に飼育しましょう。

 

 

⑤孵化を待つ

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水温にもよりますが、有精卵はほんの数日で孵化します。

27度でだいたい2日。

 

その間の管理ですが、人間はなにもすることがありません。

オスが昼夜問わず献身的に面倒を見ます。

落ちた卵を拾ったり、泡巣を補強したりとちょこまか働いています。イクメンですね。

 

 

⑥孵化後~4、5日

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この次点ではまだ泡巣周辺で生活し、オスが面倒を見ます。

ほっとくと落ちて行ってしまうので、オスがキャッチして泡巣につけますが、気づいたらまた落ちるので一番大変そうです。

でも、親を早くに離してこの作業をやらないと確実に稚魚の数が落ちるので、重要なポイントになると思います。

 

稚魚が生まれたら、なるべく近寄ったり水槽をいじったりストレスを与えるのは避けるようにしましょう。

可能なら目隠しをしてあげたほうがいいです。ストレスは子食いの原因になります。

側面が見えるガラス水槽なら特に注意です。

からしたら人間が見えても巨大な生き物が近くを泳いでるように見えますからね。

 

インフゾリアを別の容器で用意している場合は、稚魚が生まれた段階で与えましょう。

インフゾリアは基本的に水槽内でも生きられるので、すこし多すぎても問題ありません。

むしろ水槽内からなくならないようこまめに補給しましょう。

もしインフゾリアを沸かすために牛乳やら葉っぱなどが入っている場合は、飼育水を腐らせないようにインフゾリアをライトで集めて与えるなど工夫してください。

 

インフゾリアを与えなくても成長はしますが、数は確実に落ちます。

 

で、大体生後5日目ぐらいでやっと人間にやることができます。

それはブラインシュリンプの給餌

ちっちゃいエビですが、これ孵化させるのに1日かかるんですよね。

昔はやったシーモンキーとかジュラ伝説とほとんど同じ。

おそくても5日目ぐらいに沸かしておきましょう。

1ペアなら、だいたい耳かき1~2杯分で十分です。

もし気温が低すぎるなら、繁殖中の水槽にちょっと間借りして、瓶やコップなどを浮かせて沸かせるといいですね。

ここから人間はブラインシュリンプ係です。

ブラインシュリンプは、2日目にはもう餌としての機能を果たさない(栄養が無くなる)ので毎日沸かします。

理想を言えば半日以内に与えきるようにしましょう。

安定供給のためには半日に一本ずつ時間差を作って沸かし、なるべく新鮮なものをあげるといいですね。

 

 

ブラインシュリンプ給餌

稚魚は生まれてから4,5日経つとブラインシュリンプを食べるようになります。

目印は稚魚のおなか。おなかの袋(ヨーサック)が無くなったらブラインを与えるタイミングです。

前日に沸かしておいたブラインシュリンプを与えますが、コツがいくつか。

 

まず、ブラインを沸かした水を水槽内に持ち込まない。

ブラインを沸かす水は、淡水魚からすると塩分濃度が高く、頻繁に与えることを考えると水槽内の塩分濃度が気になります。

しばらく水換えもできないので、どんどん塩分が溜まってしまいます。

ブラインを掬った後、一度真水にさらしてからもう一度掬って飼育水に放しましょう。

やりすぎると与える前に弱りきってしまうので注意。

 

あとはブラインの卵の殻もなるべく持ち込まないほうがいいですね。

後々結構邪魔になってしまうので、よく選別して与えるようにしましょう。

 

あとはインフゾリアとは違い、淡水では死んでしまうので与えすぎ注意です。

ブラインはちっちゃいですが栄養満点でその分水を汚します。

もし食べ残しがあるようならなるべく回収しましょう。

死んだブラインが底に溜まっていたらスポイトですいとってあげます。

 

こまめに少量ずつあたえるのもポイントです。

1日1回あげるのと、1日3回あげるのでは3ヶ月目あたりになると成長度合いがぜんぜん違います。

発色にも差が出るので、なるべく複数回あげるのがのぞましいですね。

一気に沢山上げるのはご法度。水の汚れの原因になり、稚魚がブラインを食べ過ぎておなかが破裂して死ぬこともあります。

 

この段階で、フィルターの電源を入れます。

なるべく弱く、かつ稚魚が流されない巧みの調整を。

 

 

⑧孵化後10日

孵化してから1週間もすれば、まだ5mmほどの小ささながらだいぶ好き勝手に泳ぐようになります。

こうなったら、もう親と離しても問題ありません。

長くてもだいたい10日たったらもう離してあげましょう。

 

しばらく一緒にしていても稚魚には問題ないですが、親サイドの負担が大きくなります。

ほぼ何も食べずに育児するので、けっこう弱ってきます。

別な水槽に入れて、十分餌を与えて回復させてあげましょう。

オスも一度繁殖すると二度目スムーズに行くので、大切に飼育して次回に備えさせてあげてください。

 

 

⑨人工飼料に移行

稚魚は孵化後だいたい1ヶ月もすれば人工飼料を食べてくれるようになります。

ひかりベタのようなものをすりつぶしてあげてもいいですが、おすすめはおとひめですね。

養魚用の飼料ですが、ベタの稚魚にもぴったりです。

高たんぱくなので成長を助けますが、ちょっと入手しにくい。

なければ早い段階で冷凍赤虫や活イトメなどをに切り替えれば問題はありません。

 

 

⑩稚魚の別居

順調に行けば2ヶ月ぐらいすると、おおよそオスメスの判別ができるようになります。

こうなったらそれぞれ個別に飼育しましょう。

このタイミングが重要で、育成度合いや体格に違いが出ます。

 

オスは瓶などに個別に。メスは混泳させても問題ありません。

オスの瓶は、可能なかぎり大きくしましょう。

あまりに小さい瓶だと体高が出ず、ヒレも伸びにくくなります。

最低でも幅10cmはほしいところ。

この段階ではまだフレアリングしないこともありますが、目隠しもしておいたほうがいいです。

隣にいることに慣れると、フレアリングしない固体が出てきます。

 

 

⑪成魚になる

個人の飼育環境であれば、だいたい6ヶ月~8ヶ月で、子供が成魚になります。

このころには繁殖もできるようになります。流通個体もこれぐらいの子が多いですね。

ちなみに本場のベタファームでは、同じぐらいに成長するのは3ヶ月です。やっぱり豊富に栄養価の高い餌を与えられる環境は強いですね。

そこからバイヤーが購入し、日本に送られて店頭に並ぶのが大体5ヶ月以上の固体になるというわけですね。

 

可能なら優良個体は瓶に記録をつけておくといいですね。

気に入ったカラーをペアにしておいて、繁殖すればカラーを固定化しやすくなります。

 

 

というわけで

繁殖の流れは大まかに言ってこんな感じです。

おおまかといいつつ細かく書きすぎて長くなりすぎましたがお許しを。

 

この繁殖方法には賛否あると思いますが、はじめてやるならこの方法で問題ないはずです。

ショップ勤めのときもお客様と小さなベタコミュニティを作って、いろいろ情報交換しましたがこれで大きな失敗をしたという話は聞いていません。

繁殖効率だけを考えるならもっといろいろありますが、大切に育てた親をなるべくダメージなく繁殖させてあげるなら手厚いぐらいが望ましいでしょう。

 

 

というわけで、現在私もベタの繁殖に久々に挑戦しています。

 

まだいいメスを探している段階ですが、いいお店も見つけたのでいずれ開始できると思います。

 

経過ブログも更新していく予定です。

経過はこちらから。↓

 

 

我が家の繁殖経過ブログ

 

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