ベタのお見合い!一番苦悩したベタのペアリング・・・疲れた【ベタ繁殖記録その2】
ベタの繁殖も進み、リアルタイムで言えば本日稚魚が孵化し始めました。
100匹ぐらいはいるかな?初産にしては順調ですね。
というわけで、ちょっと遅れて繁殖記録第2弾。
今回はペアリングについてです。
かわいがっているベタを繁殖させるなら一番慎重にやるべきポイントですね。
解説と経過をあわせてご紹介していきます。
ペアリング開始!
前回繁殖用の水槽をつくり、水も作っておきました。
私の場合はスネークヘッドさんの水槽から水をとりましたが、普通なら2週間もあれば立ち上がっているはず。
水が出来上がったらもうペアリングしても大丈夫。
ペアリング自体は難しいものではないんですが、これ失敗したり適当にやったりすると、親がぼろぼろに、最悪メスの死にも繋がります。
なるべく慎重に、慎重に。
そして慎重にやりすぎて苦戦しました。
泡巣ができたかな?
ペアリングいつはじめるの?いまでしょ。とはならず、始めるべきタイミングがあります。
それは泡巣が立派に出来上がったら。
泡巣はベタの産卵床で、産卵~生後3、4日目までこの泡巣で子供を育てます。
泡巣を作らないオスはたいてい繁殖の手順がわからず、メスをぼろぼろにするだけして終わることも多いのでデンジャー。
前回紹介したポイントを守っていればたいてい泡巣を作ってくれますが、もし作らない場合はこちらを参考に!
yasasiinettaigyosan.hatenablog.com
カップに入れてメスを水槽へ
カップというかペットボトル切っただけですが。
こんな感じで入れてあげればOK。
泡巣が甘くても、少しでも作っていればこの段階でもこもこにしてくれることも。
そしてこのタイミングで餌を絶つと成功率が上がる気がします。
じゃあどんなメスを入れるといいのかというと
メスは婚姻線が出ていて産卵管があればベスト!
へったくそな絵で申し訳ないですが、こんな感じのメスがおすすめです。
まずおなかに産卵管があること。
卵を十分に持っているメスには、かならず産卵管が出てきます。
ホワイト系だと見えにくいですが、黒いスクリーンに当てれば白い突起が出ているのがわかると思います。
次に、体表に婚姻線がでていること。
本来のボディからよりも薄い色で、たてに3,4本線が浮き出てきます。
メタリック・ドラゴン系だと見えません。
体表の婚姻線はペアリングして出てくることもあるので、まずは産卵管を重視しましょう。
完全に成熟していると、おなかの部分が卵で張って色が薄くなります。
オスがひらひらしたらいい感じ!
こんなメスを見つけて実際にペアリングに入ったら、オスの反応に注目しましょう。
フレアリングしながら、ヒワヒラフワフワウネウネしているのがいいオスの証。
ビッとヒレを張って、ヌーッとメスの前を泳ぐのは悪い雰囲気です。
前者は、相手をメスと認識して、自分の存在に気づいてほしい行動です。
後者は、相手を敵として認識している行動の可能性が高いです。
前者なら正直すぐに放してもいいほどなんですが、まぁここは安全にいきましょう。
私はオスがメスに付きっ切りじゃなくなったタイミングで放すことが多いですが、これがいいのか悪いのかはよくわからず。
念のため一晩は様子を見て、翌日もちゃんとうねうねしている様子なら放しましょう。
放した後は攻撃の嵐!
メスを放してしばらくは、オスがメスをつつきまわします。
これはメスが産卵する気になるために必要なことで、ある程度は仕方ありません。
正しいつっつきはおなかを狙っているとき。
それ以外をつついているようだと危険な兆候です。
いったん離して、数日後に再度やり直しましょう。
写真のペアは残念ながらむしろ攻撃に行かず、なかよく暮らしましたとさ。
めでたしめでたし?
ペアリングの日数は?
ペアリングにはいっても、まてどくらせど繁殖行動に入らないことがあります。
上のペアがまさにそうでしたね。
そういった場合は、お見合い~5日をめどにしましょう。
5日たっても産卵していないなら、いったん仕切りなおし。
これはメスの負担と、両親の絶食による体力低下や、やせ細りを避けるため。
ベタはやせるとなかなか体格が戻らないので、とくにやせてしまわないように注意が必要です。
というわけで
今回は4匹のオスと、3匹の雌を用意しました。
このカラーを出したい!というよりは「この子の子供をみてみたい!」という感じで買っていったので、ひれの形やカラーもまちまちですが、一通り試した結果、最初1週間は惨敗。
メスを大事に扱いすぎたのか、両方未経験なので交尾の要領がわからなかったのか。
めちゃくちゃいいペアでもオスが巻きつかなかったり、メスが逃げ惑いすぎたりと全ペア失敗。
紹介するためにガラス水槽でやってみたのもわるかったのかも。
なんとか環境を工夫しつつ、根気よくペアリングさせ、ついに2ペア産卵が・・・!しかし・・・?
というわけで今回はここまで。
次回は産卵から孵化までのレポートと解説をしていこうと思います。
それで続きはまた次回の更新で・・・ノシ