祝生後1週間!ベタの稚魚に個性が見え始めてきました【ベタ繁殖記録その5】
というわけで、早いものでベタの稚魚が生後1週間を迎えました。
ベタのブリードはかなりブランクがありましたが、かなり順調で逆に驚いています。
というわけで今回は、1週間目の稚魚ベタの簡単なご報告をばさせていただこうと思います。
ブラインの給餌開始したよ
こんな感じで、まだ繁殖させていない繁殖用コンテナに間借りしています。
ヒーターあった方が孵化率いいですからね。
私の経験上、ブラインシュリンプは与えるのが早い方が成長はいいですが、早すぎてもいけません。
理由は塩分濃度が気になることと、食べ過ぎ問題があるからです。
ベタの稚魚はもちろんか弱いんですが、思っているほど水質変化には弱くないんです。
水温だけ気をつければ、少量の水換えなどしてもそこまで悪影響はありません。
とはいえ気をつけるに越したことは無いので、環境の変化は最低限に抑えたいところ。
ブラインシュリンプを与えると、多かれ少なかれ塩を水槽内に持ち込むことになります。
塩分濃度があがることによって、ベタより先にバクテリアに影響が出て、水質悪化を招くこともあります。
与える前に淡水で洗いたいところですが、塩抜きしすぎて弱ると次は死んだブラインシュリンプが腐って水質悪化をまねきかねない。
そのリスクを避けるために、なるべくブラインシュリンプを与える期間は短めにしたいところです。
これよくやりがちなんですが、ブラインシュリンプを与えすぎて稚魚が死んでしまうリスクがあるということを知っておいたほうがいいです。
ブラインシュリンプを与えるとけっこうバクバク食べてくれますし、沢山食べてくれれば成長率もいいです。
しかし、針子程度の稚魚は臓器がまだ弱く、なんと食べ過ぎによっておなかが破裂することも少なくありません。
とくに餌食いのいい優良な個体をこれによって殺してしまうのはもったいないですよね。
生後7日当たりがギリギリ許容範囲かな?
というわけで、ブラインシュリンプの給餌は成長率を考えなければ少しでも遅らせたほうが安全なのです。
インフゾリアを十分与えている前提ですが、私は稚魚が生まれて7日目、つまり今日ぐらいから少しずつ与えるようにしています。
あえて数える必要はありません、というかできませんが、ベタの数>ブラインの数で水槽内になるべく散らして徐々に与えると安全ですね。
ベタ、ブラインともども孵化率にもよりますが、私はブラインエッグ耳かき1杯程度。
まとめて一箇所にブラインを落とすとそのエリアの稚魚が食べ過ぎるので、水槽内に満遍なく撒きます。
これを1日1回から始め、体が大きくなるにつれて1日2回、もっと大きくなってきたらブラインの量を増やし、ミジンコが食べられるサイズになったらミジンコを飽和給餌、その後は活イトメ&人工飼料(おとひめ)の予定です。
ベタっぽい体になってきたらミジンコに移行します。ミジンコ採取して培養しなきゃ。
イトメももう少しあったかくなったら外に出して桶で増やしたいですね。
ここまでやれば、水温にもよりますが4~5ヶ月で店頭に並んでいるサイズぐらいにはなるでしょう。初のベタコイなのでめっちゃ楽しみ。
しばらくはインフゾリアも与えると吉
ここでどうしても問題になるのが、よく食べる子と食べられない子が出てくる問題。
すでにもう明確に体格差が出てきています。
ブライン与えるとより顕著になって、押しの弱い子や運悪くブラインが遠くにしかなくて食べられなかった子はどんどん成長が遅れて、最悪死んでしまいます。
なるべくそういう固体を出さないために、しばらくはインフゾリアと平行してブラインシュリンプを与えていくといいでしょう。
インフゾリアは自家培養していればほとんどタダみたいなものなので、私は生後1ヶ月ぐらいまではインフゾリアも与えています。
生後7日目の成長は?
生後7日目、過去のブリードではどれぐらい成長したか正直覚えていないんですが、今回インフゾリアを点滴で常時与え続ける方法を取ったので比較的順調かと思います。
体長でいえば約1.5mm~3mmと、すでに差が出始めていますね。
9割ぐらいは3mm前後なんですが、まだ2mm以下の細い子もちらほら。
販売目的なら、弱い固体を混ぜてはいけないので淘汰するところですが、私はほしいと言われなければ全部自分で飼育するつもりなので、とくに淘汰選別することはないです。
今後も点滴でインフゾリアを与え続けるので、なんとかじゅうぶん食べて追いついてくれることを願います。
生存率も悪くない
120まで数えたところであきらめました。めっちゃ泳ぐんだもん。
この次点で120匹以上いるのは優良ですね。順調ならここから4、5割は残るので、60匹・・・。
はやく瓶注文して棚作らなきゃ。
※いってた矢先から落ち始めました…。ブラインあげ始めたタイミングで落ちるのは何が原因なんだろう。
親馬鹿かもしれないですが、やっぱり父ベタがとても丁寧に育ててくれたことが今回順調な一番の要因かなと思います。
10ペア以上繁殖させてきたなかで、初産では今回の親がもっとも上手に育てていましたね。
ぶっちゃけるとセールの個体だったんですが、とてもいい子に当たりました。
あとは今回初めて試したインフゾリアの点滴給餌もよかったんじゃないかなと。
仕事中はどうしても給餌できないので、インフゾリアの入ったペットボトルからエアチューブをだして、軽く縛ってポタポタインフゾリアを飼育コンテナに落としていく方法にしてみたんです。
常に水槽内にインフゾリアが豊富にいる状態を作り出せて、餓死する確率を下げられたかなと思います。
エアチューブが定期的に詰まるので、手入れはちょっと面倒でした。
すでに性格が?
大きくなってきたので行動がわかり易くなって、個性も見え始めてきましたね
水草周辺を好む子、フィルター周辺を好む子、遮蔽物お構いなしに泳ぎ回る子、中層を好む子、表層を好む子などなど。
いわずもがな泳ぎ回る固体の成長率が一番いいですね。餌を効率よく食べられているんでしょう。
逆にフィルター周辺の固体は小さ目が多い。
インフゾリアがフィルターに吸われてしまって水中に漂いにくくなっているのかな?
ちょっと重点的にインフゾリアを点滴してみようかなと思います。
こういうのを見てよりよい飼育方法を研究するのも楽しいですね。
というわけで
本日で生誕1週間。
人間の記念日とかはよく忘れるんですが、生き物に関してはよく覚えています。
順調すぎてたいしてすることがないんですが、それ自体はとてもいいことですね。
どんなカラーになるのか、いまからとても楽しみです。
今後は毎日更新しても変化が無いので、大きなトラブルがなければだいたい1週間に1、2回程度ご報告する形になると思います。
1ヶ月目にもなればベタらしい姿になってくるので、そのころが楽しみですね。
というわけで飼育記録の更新頻度は落ちますが、引き続き宜しくお願いいたします!